BL作品って抵抗ある方多いので紹介しようか迷ったんですが、かなりの良作に出会って2日間でイッキ読み、紹介したい気持ちが爆発しそうなので書く。
ちなみにこの作品、最新刊までエロ描写はほぼないのでそういうの苦手な方にもおすすめ。(今後ないとは言い切れないけど、今までの感じからするにドエライ感じにはならなそう)
今回紹介する『夜明けの唄』はストーリーがマジでよくて、設定とか世界観が『進撃の巨人』にどことなく似てるなと個人的に思ったんですよ。
「なんだエロないのか。帰るわ」
って思った腐の方!その気持ちもわかるけど最後まで読んでくれると嬉しいです!
『夜明けの唄』基本データ
ユノイチカ先生のデビューコミックスで、現在25話まで配信されている連載中の作品です。
BLアワード2022 BESTコミック部門で第1位を受賞した人気作品なので、知っている方も多いかも。
BLはそんなに詳しい訳ではないので最近まで知らなかったんですが、インスタ広告で流れてきてストーリーに引き込まれたのと絵が綺麗すぎて即買いした作品。
広告の漫画は大体無料分読んでそっ閉じすることが多いけど、さすが受賞作品というべきか、先が気になりすぎた結果ドハマりしましたね。
これがデビュー作とか信じられない
『夜明けの唄』ってどんな話?
『夜明けの唄』第2話
舞台となる島では夜になると海から化け物が出て来て人々を襲う。
そんな脅威から島を守るのが覡(かんなぎ)という特別な存在であり、この作品のヒロイン(?)エルヴァもその一人です。
覡は島に6人いて、島民には避けられ不気味がられ孤独に戦いながら死んでいく。
覡の特徴はこんな感じ
- 黒海と戦う度に手足の先から黒い痣が広がっていき、最終的に死ぬ(大体5年くらい)
- 成長が著しく遅くなる(ほぼ成長しない)
- 外界と遮断された生活をしている
- 人並外れた強さ
- 髪が白く、額に模様がある
覡の誰かが死ねば、それまで普通の人間だった誰から新たな覡見習いが誕生します。
そんなエルヴァに唯一近づいたのは東の村に住むアルトという少年。
エルヴァに助けてもらったことをきっかけに彼に憧れ、世話係として一緒に暮らすうちにだんだん恋心を抱いていって…?どうなっちゃうの!?
ってお話です。大筋は。
ここまででも結構ファンタジー要素が強い感じですね。
もちろん2人の恋の行方についても気になるし面白いんですが、本当に面白いのはその世界観!
『進撃の巨人』にBLを足したような世界観
序盤はアルトとエルヴァの出会いや仲が深まるところなんかが描かれてて、普通の少年×覡という異質の組み合わせではあるけど、まあよくあるイイ恋の話よねって感じ。
ただこの頃からキャラの容姿とか性格が、なんとなくエレンとリヴァイっぽいなとは思っていたんですよね~。
『夜明けの唄』第3話
より進撃みが増すのが、アルトが覡見習いの修行場である修道院を訪れてから。
- この島の存在とは?
- 覡とは?
- どうやらデカい存在が悪いことしちゃってる感じ?
こんな事が次々判明していって、なんだか突然スケールがデカくなる。
設定もなんだか進撃っぽい。地下室で世界の真実を知った時らへんのイメージです。
そしてその謎を解明したい!知りたい!と奔走するアルトがよりエレンに見えてくるw
進撃知らない方すいません;;
簡単に言えばそれまでファンタジーBLかと思ってたら、ダークファンタジーだった!と言う感じ。
ダークファンタジー大好き!進撃は一番好きな漫画なので、まあハマるよね。
絵が、とても綺麗。好き。
語彙力失うくらい絵が綺麗。
漫画の絵ももちろん綺麗ですが、特に表紙やばくないですか?
さっき貼った1巻と表紙が好きな5巻↓
BLって単話版がある程度配信されたら単行本になるってパターンが多くて、残念ながら単話版は表紙が同じことが多いんですよ。
でも単行本の表紙!これ綺麗すぎてその為だけに買い直すまである。
単行本の良さは表紙だけじゃなく描き下ろしの特別漫画も収録されてたりするので、うまい商売だ…と思いつつ、両方買う良き消費者になってます。
さいごに
この作品はあんまり激しいBLは苦手という方、BL初心者の方にもおすすめできる作品です。
皆さんもぜひ読んでみてください。
続巻の配信が楽しみ