グロ映画の金字塔『Saw』シリーズの魅力と各作品の見どころを語る

グロ映画の金字塔『Saw』シリーズの魅力と各作品の見どころを語る

『Saw』って映画知ってますか?

いわゆるスプラッター映画というやつで、ニッチなジャンルの割には割と知名度のあるシリーズなんじゃないでしょうか。

この映画を見たことのない方向けに超簡単に説明すると、

ジグソウっていう頭のネジがどっか行っちゃってる悪い奴がいて、自分のムカつく奴・犯罪やってる奴を残酷なデスゲームにぶち込んじゃおう!

腕もぎっ!首ぐにゃあ!

って映画です。

そのジグソウって奴がめでたくお亡くなりになり、2010年にはスピンオフ的な作品も出たので、自分の中で勝手にこの作品は完結したと思い込んでいたんですが、全然そんなことなかった;;

なんで勘違いしてたのかは謎

たまたま知ったのですが、なんと今年の10月に最新作が日本公開される!!!

ということでウキウキで全シリーズを見返してきたので、感想やら見どころなどをまとめていきたいと思います。


ちなみに私は現時点での最新作『スパイラル:ソウ オールリセット』は初見ですが、それ以外はたぶん5周以上は見てるガチファンです。

ネタバレは極力なしで書きます!

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『Saw』シリーズについて

Sawは2004年に第一作目がアメリカで公開されました。

元々グロが好きっていうのもありますが、このシリーズ序盤からかなりたくさんの伏線が張り巡らされていて、それをシリーズを通して綺麗に回収していくっていうのが一番好きなポイントなんですよ!

ミスリードからのどんでん返しとか、ナンバリングがあえて時系列順じゃないところとかがもう凄い。(語彙力)

色んなところでおすすめはどれかって書かれてますが、最初から順番に見ていかないと話が全く分からなくなるので個別に見るのはダメです。

現在公開されている(日本で視聴可能な)作品は以下の通り。

タイトル米タイトル公開年
ソウSaw2004年
ソウ2SawⅡ2005年
ソウ3SawⅢ2006年
ソウ4SawⅣ2007年
ソウ5SawⅤ2008年
ソウ6SawⅥ2009年
ソウ ザ・ファイナルSaw 3D2010年
ジグソウ:ソウ・レガシーJigsaw2017年
スパイラル:ソウ オールリセットSpiral2021年
全9作品

最後の2つがスピンオフにあたる作品ですね。

『スパイラル:ソウ オールリセット』はジグソウの名前がチラッと出る程度で他作品との関連性はほぼなく、模倣犯が起こした一連の事件の話がメインなので、Sawシリーズであってそうじゃないような完全な番外編でした。

なので自分的にはこの作品は完全別ものと思っています。

これは見ても見なくてもOK。


それ以外の作品については、「無印SAWが最高傑作でシリーズを重ねるたびに面白く無くなる」という意見をよく見かけますが、自分的にはこれ結構納得いってません!

ただそう言われる理由もハッキリしていて、Sawシリーズは作品によって構成や内容の特徴が結構違うので、人によって評価や好みがだいぶ別れるんですよね。

この記事でも個人的おすすめの作品がどれなのかを書きますが、実際に見てみたら全然面白くなかった!ってことも起こり得るのでその辺ご了承ください…。

最新作SAW Ⅹ

このⅩはアメリカではすでに1年前(2023年)に公開されていて、日本での公開は1年経ってようやくって感じなんですよ。

むしろアメリカではもうその次のⅪが今年の9月に公開されるみたい。(いいなあ)

Ⅹは時系列でいうと無印と2の間の話らしいです。

YouTubeでⅩのPVを見れますが、もう見ることはないと思っていた他のキャラ(ミランダ)も再登場するらしくなんとも言えない気持ちになりましたね。

ミランダ超嫌い。うざいw

ジグソウ役の方久しぶりに見たけどだいぶ歳取ったなあ。めっちゃ痩せててちょっと健康面が心配です…。

今年81歳らしいけど、それでこの役ってなんか心臓に悪そう。

各作品の見どころをまとめ!

ここからは各作品ごとに見どころ、グロ度、おすすめ度を書いていきます!

さっきも言ったように完全主観ですので悪しからず。

Saw(2004年)

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ほとんどが1つの部屋(超広い浴室)だけで展開するストーリー。グロは一ヵ所だけでサスペンスや謎解き要素がメインです。

浴室に閉じ込められた2人が協力して脱出しようとするところしかほぼ映ってないという、かなり地味な絵面なのになぜか飽きないんですよね。

超低予算で作られた映画らしい

犯人の意図や目的が不明だし、その不気味感も相まって先が気になるからなのかな?

見どころはなんといっても終盤の一気に話が展開する感じとか、衝撃的なオチですね。これがかなり印象に残るし、インパクトの強い作品なんじゃないでしょうか。

最後の方は閉じ込められた2人と一緒に「うわああぁぁぁぁ」って言いたくなっちゃう感じ。(色んな意味で)

原点にして至高の作品。これが一番面白いという方が多いです。

グロ度
おすすめ度

SawⅡ(2005年)

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Ⅱの主人公はエリックという刑事。

そしてメインのゲームは洋館に閉じ込められた8人の男女が行っていて、2時間以内に解毒剤入り注射器を手に入れないと毒が体に回って死ぬというもの。

でその8人の中にはエリック刑事の息子もいるんですよね。

Ⅱの見どころはジグソウの天才さがこれでもかと詰め込まれているという事。

ゲームの設計だけじゃなく人の心理や行動を読む力とか、相手をゲームオーバーにそれとなく誘導する会話術とか、もう全部天才ですね。

登場人物だけじゃなく見てる方も騙されます。最後のネタバラシでなるほどなーって感じ。

ⅡもⅠと同じくサスペンス寄りで、オチはまた「うわああぁぁぁぁ」ってなりますw

グロ度
おすすめ度

SawⅢ(2006年)

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ここからグロ度が急に上がります。ていうかⅢが一番ヤバいです。

無印とⅡで限界だった人はこれ以降見るのやめた方がいいかも…。

それまでのジグソウって、自分に対してよくない対応をした人とか犯罪者をゲームに参加させてたんですが、今回は完全にとばっちりな人がいたりして可哀想でもあるんですよね;;

Ⅲは主人公がナヨナヨし過ぎなところとかどんくさいところがちょっと残念だし、ゲームの内容もあんまりジグソウっぽさがないので駄作だと言う人も多い。

けど私は全体的なストーリーが全シリーズ通してもかなり面白い部類だと思っています。

Sawシリーズの醍醐味、どんでん返しとミスリードが凝縮されたナンバリングです。

グロ度
おすすめ度

SawⅣ(2007年)

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Ⅳは初見だと結構混乱します。なぜなら時系列が前後してるから!あとⅢとの繋がりのせい。

ⅣはⅢの補完とⅤへ繋ぐ役割的なところが大きくて、シリーズ通して見るからこそ面白いSawという作品の特徴が良く出てるな~と思います。

ゲーム内容はとにかく残虐性マシマシだったⅢから、無印やⅡにちょこっと戻る感じですね。ちゃんとジグソウの言う通りにしとけば良かったじゃーん。みたいな感じで。

Ⅳはジグソウの計画性の凄さを再認識できる作品でもあります。

あと懐かしい人が再登場します。こういうのファンにとっては嬉しいところ。

グロ度
おすすめ度

SawⅤ(2008年)

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密室に閉じ込められた5人の男女が参加するゲームと、ジグソウの後継者vs刑事が物語の主軸になっている作品。

この5人でやるゲーム、本当の攻略法が分かった時の絶望感がいいんですよね~。日本のデスゲーム系アニメとか漫画にありそうな展開。

この辺からジグソウの後継者争いが激化します。

自分で見てるときには全く気付かなかったんですが、wiki見てたら面白い一文がありました。

余談ではあるが、『ソウ ザ・ファイナル 3D』までのシリーズを通して唯一、「Game over(ゲームオーバー)」という台詞が登場しない作品でもある。

wikipedia – ソウ5

言われてみれば確かに!

グロ度
おすすめ度

SawⅥ(2009年)

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ジグソウの後継者が警察にバレかけて必死に火消ししてるのがウケる作品。

本家ジグソウらしい頭脳明晰な解決方法じゃなく、パワー系で粗がありまくりなのがダメポイント。

そんなこんなでわちゃわちゃしてる傍ら、ジグソウの保険金請求を難癖つけて却下したアンブレラ保険会社御一行もゲームに参加させられています。

闇のある会社ってなんで「アンブレラ」って名前なんだろうな…。あのゾンビゲームのグラサン男の顔しか浮かばないんですが。

この作品に出てくるゲームは最初っから最後まで、なんというか精神にくる系ですね。

こちらもミスリードからの最後の展開がかなりインパクトあります。

個人的に一番好きな作品。

グロ度
おすすめ度

ソウ ザ・ファイナル(2010年)

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ファイナル詐欺です!Sawシリーズが完結したと勘違いしたのはたぶんこいつのせい。

それまでジグソウのゲームから生還した人が多数出てくるのですが、ここに見たことある顔が何人かいます。

その生還者の会のカリスマ的存在が今回のゲームの被験者になるわけなんですが、ファイナルは悪くない人ばっかり犠牲になってて、なんだかなあって感じなんですよね。

まあメインはどちらかというとジグソウの後継者争いやら、過去の被験者たちがどうなったのかだと思うので、そっちに注目してみてください。

グロ度
おすすめ度

ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年)

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ジグソウの死から10年後の話。

Ⅲからスプラッターに全振りだったのですが、この作品はミステリー要素に重点が置かれています。

原点回帰

今までの作品ってジグソウ本人や後継者といった、事件の犯人が最初っからわかってるものがほとんどだったのですが、ソウ・レガシーは誰が犯人なのか最後まで分からないドキドキ感が楽しめる内容になっているんですよ。

あと死んだはずのジグソウが復活してる?!っていう不気味要素もあって、無印Sawが好きな方はこの作品も好きなんじゃないかな。

作中の人物というより100%作品を見てる側を騙すような脚本構成になってて、そのネタバラシをされる段階で「なるほどなーー!」ってなるか、「なるほどな?」となるかは人による。

ちなみに初見の私は後者だった。2回目でやっと理解w


実はこの作品は今まで公開されている中で、唯一映画館で見れた作品なんですよね。

だから結構思い入れは強い。

平日の夕方&地方っていうのもあるかもしれないですが、私とおじさんしか客がいなくてなんとも言えない空気だったのをよく覚えています。

まあSawシリーズを映画館で見るのって、我ながらちょっと頭おかしいなとは思ってます。

グロ度
おすすめ度

スパイラル:ソウ オールリセット(2021年)

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冒頭で言ったように、SawであってSawではない何か。

吹き替えで見たのもダメだったのかもしれないですね。

Sawっていう作品の雰囲気をイメージして見始めたら、あまりにも主人公のキャラと声が合ってなくてびっくりでした。

肝心のゲームシーンもほぼなし。というかカット?(なぜ?)

Ⅹ含め今後の展開にはほぼ関係ないと思われるので見なくてもいいです。

グロ度
おすすめ度

グロい順・おすすめ順まとめ

グロい順(上から)

3 → 6 → 5 → 4 → ファイナル → 2 → レガシー → スパイラル → 無印

おすすめ順(上から)

6 → 3 → 無印 → 5 → レガシー → 2 → 4 → ファイナル → スパイラル

繰り返しになりますが、人によってかなり評価の分かれる作品であること、私の完全主観であることに注意していただきたい。

そもそもSawは全作品通して見ることでより楽しめるのであって、こんなランキングがあってもあまり意味はないんですけどね。

おすすめの視聴方法

最後におすすめの視聴方法を書いておきます!

まずSawシリーズは絶対に字幕で見る方がいいです。

私はスパイラル以外字幕・吹き替え両方で観ましたが、不気味さやホラー感が英語の方が強いので没入感があります。

「げええぇむおーばあ」の絶望感がなんだか全然違う

あとは深夜に布団にくるまって見るのがおすすめ。

これはなんとなくですw

雰囲気づくり?w

さいごに

Sawについて力説していたら論文出せる長さの記事になってしまいました。

ここまで読んでくださった未試聴の方はこの夏絶対Saw見てくださいね!

ちなみに現在見放題でSawが全作品見れるのはHuluのみでした。

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おわり!

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