OMEN Transcend 14はGeForce RTX(4050~4070Laptop)を搭載、ディスプレイのリフレッシュレートも120Hzと高スペックにもかかわらず、重さが約1.6kgの超軽量なゲーミングノートPCです。
私は筋金入りのゲーマーであり、今までは当然デスクトップ型のゲーミングPCを使ってきましたが
- 以前に比べてゲームをする頻度が下がった
- ミニマルな暮らしを目指すようになった
これらがきっかけで、今回初めてゲーミングノートを購入してみました。
ゲーマー界隈では邪道と言われるゲーミングノート。
色々と不安はありましたが、数ヵ月使ってみた結果大きな不満はなく、買ってよかったと思える製品でした。
ただし、ゲーミングノートは購入する機種によって満足度が大きく変わるということは注意が必要!

リサーチにもめっちゃ時間を使いました
この記事では実際にOMEN Transcend 14を数ヵ月使ってみて、どんなところが良かったのか、どんな方におすすめなのか、私の使用シーンについて解説したいと思います。
OMEN Transcend 14を一言でいうなら、持ち運び性に特化したゲーミングノートPC!
ゲーミングノートを購入しようか考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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- 軽い・薄い
- ゲーミングすぎないデザイン
- 激重ゲームもプレイ可能(モンハンワイルズOK!)
- バッテリー持ちも良い
- 高負荷時でも本体が熱くなりすぎない
- クリエイター
- ライトゲーマー
- 外でゲーム以外の作業をしたい
- Macを買わない理由が「ゲームが出来ないから」な人
- メイン機とサブ機を分けたくない
- カラーが黒のみ
- ドッキングステーション×ケーブル1本環境は無理かも
- ディスプレイが光沢タイプのみ
- 電源ボタンの位置
PC選びの際の条件と想定使用シーン

私がPCを選ぶ際に考えていた条件や理想、使用シーンは以下の通り。
同じような条件でゲーミングノートを探している方であれば、OMEN Transcend 14の満足度は恐らく高いと思うので、先に書いておきますね。
前提条件
- ゲーミングノートPC
- メイン機として使えるスペック
- 気軽に持ち運びしたい
理想
- 20万円台
- デザインが派手過ぎない
使用シーン
- ゲーム
- ブラウジング等
- ブログ執筆
- プログラミング
デスク環境をミニマルにしたいと思い、ノートPCであることは絶対条件。
ゲームさえやらないと割り切れるなら恐らくMacが最適だとは思うんですが、今のところゲーム離れは無理なので選択肢から外れます。
ゲームに関しては以前ほど廃ゲーマではなく、お気に入りタイトルの新作が出たら遊べたらいいなー程度です。
大会とかを目指す方にはおすすめできないので、素直にデスクトップ型を買ってくださいね。
OMEN Transcend 14のスペック

OMEN Transcend 14には3つのモデルが存在します。
まずは各モデルのスペックから。
パフォーマンスモデル | パフォーマンスプラスモデル | スプリームモデル | |
---|---|---|---|
CPU | インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 155H | インテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー 185H | |
メモリ | 16GB | 32GB | |
ストレージ | 1TB SSD | 2TB SSD | |
GPU | NVIDIA® GeForce RTX™ 4050 Laptop | NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 Laptop | NVIDIA® GeForce RTX™ 4070 Laptop |
ディスプレイ | 14インチ・2.8K・OLEDディスプレイ (2880×1800 / 16:10 / 400nit(SDR)・500nit(HDR) | ||
OS | Windows 11 Pro | ||
HP希望販売価格 | ¥281,600 | ¥301,400 | ¥387,750 |
商品ページ | OMEN by HP Transcend 14-fb0066TX パフォーマンスモデル | OMEN by HP Transcend 14-fb0040TX パフォーマンスプラスモデル | OMEN by HP Transcend 14-fb0041TX スプリームモデル |
スペックもさることながら、注目したいのはその軽さ・薄さ!


ゲーミングノートといえば本当に持ち運ばせる気あるのか?というレベルで重いわ分厚いわで、実際には外への持ち出しは出来ず、せいぜい自宅内で好きな場所に移動しつつ使えるレベルとよく言われてますね。
私はゲーム以外の作業を外でもしたいと思っており、「持ち出しが容易である」ということがマストの条件でした。
次点で気にしていたのは価格。
もちろん無限に資金があればこの条件は簡単にクリアできますが、予算20万代でとなると選択肢は結構限られます。

というかほぼこれ一択かも
やっとこさ見つけたOMEN Transcend 14は使いやすい14インチ、重量は約1.6kg!
サイズもA4用紙の一回り大きいくらいです。
A4用紙 | 297×210mm |
---|---|
OMEN Transcend 14 | 約313×233.5×17.99mm |
オフィス用のPCであれば今は1kg切るモデルも多くありますが、ゲーミングノートは2kg超えが普通なので、そう考えるとかなり軽いPCであることがわかります。
厚みもないので普通のPCケースに問題なく入るし、そのままリュックにポイしても幅を取らないのでいつもの荷物も入ります。
\ 使っているPCケース /

モデル選びについて
私が購入したのは真ん中スペックの「パフォーマンスプラスモデル」です。
ゲームや動画編集をするなら最低このモデルから。
ただ値段以外で特別な理由がない限りは、絶対に最上位モデルを選んだ方がいいです。
モンハンしないなら最上位モデルじゃなくてもいいんじゃない?とも思うかもしれませんが、最上位モデル以外はメモリが16GBなのでゲーム以外の作業でもちょっと心もとないんですよね。
これは購入前から懸念していて結果ケチった訳ですが、やっぱり最上位モデルにしておけばよかったなぁとは思いました;;
PC自体には満足しているのですが、唯一私が失敗したと感じるのはモデル選びです…。
ちなみにワンチャン自力でメモリ増設出来るかな?と調べたら、この機種はメモリがハンダ付けされているみたいなので無理そうでした。
OMEN Transcend 14はAmazon等でも購入することができますが、最上位モデル(スプリームモデル)は公式サイト以外での取り扱いはなさそうでした。
楽天の日本HP公式直販サイトにも無さそうだったので、最上位モデルを購入するときは公式サイトをのぞいてみてください!
<商品ページ> OMEN by HP Transcend 14-fb0041TX スプリームモデル
OMEN Transcend 14のいいところ!

持ち運びしやすいスペック・デザイン
デザイン面
軽くて薄いから持ち出ししやすいというのは既に書いた通りですが、OMEN Transcend 14はいい意味で一見ゲーミングPCには見えない、オフィス用PCのようなシンプルなデザインなので、カフェなどで使っていても違和感がないです。

ゲーミングなのでもちろんライティング機能があって、キー部分はピカピカ、なんならレインボーにも光りますが、これはソフトで色や光り方も調整できるしオフにもできます。
ゲーミングノートは厚くてそれだけで存在感があるのですが、その上メカメカしいデザインと激しいライティングがあると「外で使うにはちょっと…。」ってなりますよね。
OMEN Transcend 14であれば、機能面だけでなくデザイン性といった意味でも持ち運びしやすいPCだと言えます。
電力問題
OMEN Transcend 14は省電力CPUを搭載しており、市販のUSB充電器やモバイルバッテリーでもそれなりのパフォーマンスを出すことができます。
ゲーミングノートというものはバカでかくて重い鈍器のような付属の充電器を使わないと、パフォーマンスが大きく落ちるだけでなく、充電していてもバッテリーが減るということが起こります。
その鈍器を持ち運ばないといけないということが、ゲーミングノートが持ち運びに向かない要因の一つなんですよね。
私が外でこのPCを使うのは、ゲームではなくブログやプログラミングなどの作業用としてだったので、特に付属の充電器を持ち出すことなく快適に使えています。
なんならノー充電でも最大8時間稼働なので、カフェでのちょこっと作業程度なら充電器なしでも十分使えます。(ゲームしたらタイトルや設定にもよるけど2時間くらい)
外でがっつりゲームする場面はそうそう無いと思いますが、軽めのゲームならiPad用充電器使用でもフレームレートをそこまで落とさずにプレイも可能でした。
ディスプレイが綺麗
ディスプレイは2.8KのOLED(有機EL)で、高解像度・高色域。
ゲーマーにとって重要なリフレッシュレートも120Hzあります。
ゲームはもちろん、映画・動画鑑賞も不満なし!
ファンの音や熱が気になりにくい
ゲーミングノートに付き物な欠点として、ファンが爆音すぎること、発熱が酷過ぎることがよく挙げられます。
OMEN Transcend 14も、もちろんそれら全てがクリアされているということはないですが、ゲーム中の表面温度もキーボードの真ん中辺りがほんのり熱いくらいかな?くらいで、焼肉ができるレベルのアチアチにはなりません。(そうなっちゃう機種もあるらしい)
ファンの音に関してはゲーム中は確かに気になります。
それ以外の作業中は比較的静かなので、音が気になる・迷惑になるからカフェで使えない、という心配はしなくて良さそう。
どのくらいの音か伝えるのが難しいですが、7畳の部屋でエアコンの弱付けてる音よりは小さいですw
OMEN Transcend 14の気になるところ

- カラーが黒のみ
- ドッキングステーション×ケーブル1本環境は無理かも
- ディスプレイが光沢タイプ(グレア)のみ
- 電源ボタンの位置
私が主に感じたデメリットは②です。
それ以外は個人的には気になりませんが、人によってはデメリットになり得そうな要素だったので念のため挙げておきます。
①カラーが黒のみ
最近は白デスク需要が高いので、白統一している方には痛手かも。
色にこだわりたいなら同じOMENのTranscend 16もおすすめ。
画面サイズが16インチで重量も少し増えますが、それでも十分軽いモデルです。
<商品ページ> OMEN by HP Transcend 16-u1007TX スプリームモデル
②ケーブル1本環境は無理かも
ノートPCをメイン機としても使うなら、ドッキングステーションを使ってケーブル1本抜き差しすればいい環境を作りたいですよね。

機動性的にも配線スッキリ的にも
私もBelkinのドッキングステーションを導入しているのですが、その接続だけでは供給電力が足りないという問題が起こります。
というのも、多くのドッキングステーションはメインポートの配給電力が高い物でも100W程度であり、OMEN Transcend 14をフルパワー稼働させるためには140W必要なので、どうやっても電力が足りないんですよね。
ゲーム以外の作業であればドッキングステーションへの接続だけでいいのですが、ゲームをする時は付属の充電器も刺さなければいけないので、なんというか、とても見た目がダサいです(笑)

1本は本体背面側なので目立たないといえば目立たない…?
\ 使用しているドッキングステーション。こちらもおすすめ! /

③ディスプレイが光沢タイプのみ
最近はアンチグレアディスプレイの方が選ばれる傾向にあるように思います。
こだわる方には向かないかもですね。
どうしても反射が気になるというのであれば、専用の反射防止フィルムがあるので、こちらを使うと幸せになれそう。

④電源ボタンの位置
OMEN Transcend 14のキーボードは印字もかっこいいし、そこそこ使いやすい方なのかなと思いますが、電源ボタンがキーに同化して配置されているのがちょっと気になるポイントでした。

家で使う時は大体別のキーボードを繋げるのでいいんですが、PC単体で使うとなると間違って押しそうな位置ですよね…。

Deleteキーと間違えそう
OMEN Transcend 14でモンハンワイルズはプレイできるのか
結論から言えば快適プレイは可能です。ただし最高設定(ウルトラ)での快適プレイは無理です。
高設定でも遊べないことはないのですが、私はパフォーマンスを重視したいのでグラフィック設定は中にしています。

中でも十分映像綺麗なので特に不満なし!

プリセット高の場合、ゾ・シアなどのエフェクトが派手なモンスターと戦うと明らかにフレームレートが低下してもっさりするので、部分的に設定をいじったほうが良さそうです。
一応このレビューは私の使っているパフォーマンスプラスモデルによるものなので、最上位モデルのスプリームモデルであればより快適にプレイできるんじゃないでしょうか。

やっぱりモデル選びの失敗が悔やまれる…。
OMEN Transcend 14でAdobe製品は快適に使えるのか
Photoshop、Illustrator、Premiere Proを使っていつもの作業をやってみましたが、いずれも快適に動作しました。
まあモンハンがそこそこ快適にプレイできるということで、この辺りは詳しく書くまでもないかな。
まとめ

ゲーミングノート全般に言える欠点である
- コスパの悪さ
- 発熱やファンの音
- 本体の重さや厚み
これらはもちろんOMEN Transcend 14にも当てはまりますが、その欠点が極限まで緩和されているPCだなと感じました。
- デスクトップとノートを2台持ちしたくない
- メイン機として使用しつつ、外でも快適に使いたい
- クリエイティブ作業やゲームもしたい
- シンプルでおしゃれなゲーミングノートが欲しい
そんな方にはOMEN Transcend 14がピッタリだと思います!
気になった方はぜひチェックしてみてください~。
購入時にどこで買うかもたくさんリサーチしましたが、結論公式サイトが一番お得でした。
HP公式では結構頻繁にセールをやっているので、セール時期を狙えば最上位モデルでも大分お得に購入できます。
あと全モデルにHyperXのヘッドセットが付いてくるんですが、不要であればメルカリで10000~15000円くらいで売れたりもします。
サクッと売却して本体代の足しにしちゃいましょう。(私も売りました)
おわり!
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