ブログを収益化したいというブロガーにとっての登竜門といえば、Google AdSense(以下アドセンス)の名前が真っ先に上がる。
ただこの審査が一筋縄ではいかないので「なかなか合格できない!」という人も多いです。
私が最初に運営していたブログでは審査に6回も不合格になって嫌になり、サーバーの契約切れ待ちでブログを半年くらい放置してました。
おもむろに再申請したら合格したんで、また運営することにしたんですが。(単純)
- その時の経験
- しばらくブログ運営して得た知見
- 知人のサイト立ち上げを手伝った経験
その後これらを経て当時ダメだった理由とコツを理解したぜ!と自信がついたので、このブログを立ち上げる際はスタートダッシュをかなり意識して行動。
結果、このブログではアドセンス含め各ASPの審査もほぼ一発合格しています。
私の経験を元にしたアドセンス攻略法はこうです。
- 記事3つ書いたらすぐ申請(オリジナリティのある記事)
- サイトデザインはいじらずにすぐ申請
- もしかして雑記ブログの方が受かりやすいのでは?
以下のような当たり前のことはもちろんやる前提です。
- ポリシー違反をしない
- 必須項目をクリアする(後述)
一言で言えば、余計なことをしない。これに限る。
もちろんGoogle側で審査基準や不合格理由をはっきりと教えてくれているわけではないので、私の経験を元にした攻略法ということはご承知おきください。
この通りにしたけど不合格になったじゃねえか!というクレームは受け付けません;;
ちなみにこの攻略法は、これからブログを始めようと思っている方、「とりあえずサーバー契約してWordpress入れたけどなんもしてないよ」という方の方が実践しやすい内容となっています。
とはいえ、もうすでにある程度記事も書いたしブログカスタマイズしちゃったという方向けの攻略法も最後に解説しようと思います。
アドセンスに一発合格したときの状況
申請時
テーマ | SWELL |
---|---|
ジャンル | 雑記ブログ |
記事数 | 3 |
カテゴリー | 2 |
PV | ほぼなし。10とか |
その他あったもの | ・プライバシーポリシー ・お問い合わせフォーム ・サイトマップ(HTML、XML) |
合格時
記事数 | 17 |
---|---|
カテゴリー | 3 |
PV | 20くらい |
合格通知がくるまで2週間もかかったので、その間に結構記事は増えました。
ただ自分的にはあまり記事は多くない方がいいと思っていたので、投稿をいったんストップしようか悩んでいるところに合格通知が来た感じです。
PVについてはアドセンス申請前はSNS等一切やっておらず、ブログの宣伝が0だったので当然ながらアクセスなし。
合格までにTwitterを始めたけどアクセスはあまり増えず。
たぶんこの雀の涙ほどのPVも、ほぼASPの審査の方の分だと思います。それか自分か…。(悲)
この情報をふまえて、先ほどの攻略法を解説していきます!
まずは前提条件2つから
ポリシー違反をしない
アドセンスの審査基準は正直言って謎ですが、アウトなことはしっかり書いてあります。
一部抜粋すると、
- 暴力的、中傷的な内容
- 不正行為、犯罪を助長する内容
- アダルトコンテンツ
- 知的財産権の侵害をしている
こういったものが含まれるサイトはどう頑張ってもアドセンスに合格できません。
ただ普通にブログを運営している分にはほぼクリアできる内容だとは思います。
必須項目をクリアする
合格に必須だと思われる項目は以下の通り。
- プライバシーポリシー
- 審査用タグが正しく設置されている
- お問い合わせフォーム
- 最低限の記事
- SSL化
このうちGoogleからはっきりと「必須です!」とされているのは、プライバシーポリシーと審査用タグだけ。
ただ色んな記事でも言われているように、その他の項目についても用意・確認してから申請するのが確実です。
プライバシーポリシーをどう書いたらわからない!という方はググればひな形が出てきます。
フォームの設置もプラグインを使えば簡単。
契約しているサーバーにもよりますが、大体はWordpressインストール時に自動で設定されているはず。
サイトのURLがhttps~になっていればOK。
記事については次の項目で説明します。
記事3つ書いたらすぐ申請
よく記事は最低5以上あった方がいいとか最低20くらいとか書いている記事を見かけますが、Googleがそう明言しているわけではないし、私としては
- 審査落ちした時の原因探しが大変になる
- マイナス評価になりうる記事を減らしたい
以上の理由から、記事が少ないうちにさっさと申請してしまうことを推奨します。
3記事とした理由は、ASPの審査基準で最低記事数3とされているところがあったのでそれを参考にした目安です。
冒頭で「各ASPの審査もほぼ一発合格してます。」と書いたのですが、唯一落ちたASPについての記事がこちら。
こちらも記事が少ないおかげで原因探し・修正が楽にでき、すぐに合格することができた例です。
オリジナリティのある記事とは?
とりあえず記事3つと書きましたが、その3つに命をかけましょう。
ただの自己紹介で1記事書けたぜ~。はダメです。
そんでもって「解説記事」よりも「オリジナリティの高い記事」の方が、経験上Google様に高評価をもらいやすいのではと感じました。
これもどっかに明記されているわけではないんですが、1つ目の技術ブログよりもこの雑記ブログやアドバイスした知人のサイトの方が、すんなり審査を通ったことからほぼ確信してます。
「じゃあどういう記事がオリジナリティみのある記事なのよ!」
というと、手っ取り早いのが自分の体験を元に書いた記事。
つまりこれが「雑記ブログの方が受かりやすいのでは?」にもつながるんですが…。
色んな記事を書きやすいんでね
このブログの記事はほぼ私の実際の体験を元に書いたもので、リサーチが必要な場合を除いて執筆時に出来るだけ別の記事を見ないようにしています。
そうしないとどうしても文章やら構成が似てしまうからですね。
一方で技術ブログではブログカスタマイズの記事なんかを書いてましたが、例えば「ブログ開設の方法!」「SWELLをサイト型ブログにする方法!」とかって、すでにたくさんの人が書いてるんですよね。
プログラミングのテクニックとかもそう。
というか自分が記事書く前に、そういう他人の記事を参考にしてまずカスタマイズしてみることがほとんどだと思うので、その時点でオリジナリティーは限りなく低くなりますよね。
Googleはおんなじような内容の記事を悪としているので、意図してコピペしているわけでなくてもそういう記事は評価されにくいんじゃないでしょうか。
まあでも全くユーザーのためにならない記事、冒頭で言った自己紹介とか日記だけっていうのも評価されないので、実体験を元にしたレビュー記事は一番いいんじゃないかと思っています。
参考になるかはわからないですが、このブログ記事を古い順で見てもらえば
こんな雑魚記事で合格できるんだ~。
てな感じでちょっとモチベが上がると思います。
過去の自分含め多くの方が「有用性の低いコンテンツ」を理由として審査落ちしていますが、この辺を意識して記事を修正するといいんじゃないかなと思います。
カテゴリーの数問題
よくカテゴリーは多すぎない方がいいとか、各カテゴリーに最低3記事あった方がいいというのも見かけます。
実際のところこれが影響しているのかはわかりません。
が、記事をできるだけ少なくして申請する作戦なので自ずとカテゴリーも少なくなります。
私の初期のカテゴリー構成は「仕事」と「雑記」のみ。
「仕事」に該当しない記事は全部雑記にぶち込み、審査待ちの間にエンタメ関連の記事が3を超えたところでカテゴリー「エンタメ」を追加しました。
カテゴリー問題については一応こんな感じで意識したつもりです。
サイトデザインいじる前にすぐ申請
アドセンスの審査は利便性の高いサイトかどうかということも重視しています。
それは人間が見てオシャレかという事は全く関係なく、
- 目的の記事にたどり着きやすいか
- 全ての記事にアクセスできる導線があるか
この辺が重要です。
アドセンスの審査は恐らくプログラムが自動にやってるので、視覚的な見栄えなんかはわからない。
むしろオシャレにしようとすると記事へのアクセスが悪くなったり、ページの読み込みスピードが遅くなることが多いので、デザインにこだわる前にすぐ申請してしまいましょう。
それらを意識した結果の初期ブログデザインがこちら。
ハッキリ言っても言わなくてもダサいですが、HTML構造的にもシンプルに見やすい・全ての記事へのアクセスが容易であることを心がけました。
サイトデザインをいじるなと言っても、必要なカスタマイズはあります。
- カテゴリー一覧を付ける(私はグローバルナビに)
- 検索機能
- パンくずリスト
- お問い合わせ、プライバシーポリシーなどへのリンクをわかりやすい場所に
この辺が簡単に設定できて、初期デザインでも利便性が高くかつオシャレなサイトが作れるということで、SWELLが個人的イチオシテーマです。
Google様向けにサイトを作る
地味だけどかなり重要な要素はサイトマップ。
サイトマップは2種類あります。
- HTMLサイトマップ
-
人間用サイトマップ。
- XMLサイトマップ
-
Google様向けのサイトマップ。クローラーにサイト構造を教える為のもの。
XMLサイトマップは記事を早くGoogle様に認識してもらえるようになるなどSEO対策的にも必須であり、HTMLサイトマップはSEOには全く効果はないと言われていますが、アドセンスの審査基準である「構造の分かりやすいサイト」に貢献できる気がするので審査用に設置します。
XMLサイトマップは「XML Sitemap & Google News」、HTMLのサイトマップは「WP Sitemap Page」等のプラグインを使って簡単に作成できます。
アドセンス審査のうわさは本当なのか
- 雑記ブログは合格しにくい
-
嘘。
むしろ体験を元にした記事が量産しやすいから、雑記ブログの方が合格は楽まであるんじゃね?と思っている。
ただしアドセンス審査に限った話なので 特化ブログ<雑記ブログ と言いたいわけではありません。
SEO対策のしやすさ、ドメパの上げやすさはやはり特化ブログの方が上。
- アフィリエイトが貼ってあると合格しにくい
-
嘘。
初期の記事から貼りまくりでした。
- 最低〇〇記事が必要。少ないと受からない
-
嘘…とは言い切れないけどたぶん関係ない。
合格したとき記事数17になっちゃったし、どのタイミングで審査されたかがわからないので断言できないんですよね。
ただ量より質であることは間違いありません。
技術ブログでは20記事あっても合格できなかったので。
- 審査結果がすぐ来ないと不合格の可能性が高い
-
嘘。
2週間後に合格通知きた。
- 運営者情報・プロフィールページが必要
-
たぶん嘘。
プロフィールページはないし、SWELLの機能で付けられるサイドバーのプロフィール欄と、記事下の著者情報にくだらない自己紹介を載せている程度でした。
これが運営者情報にあたるのかが不明なので、たぶん嘘。
- 有料テーマの方がいい
-
正解とは言い切れないけど、分かりやすい構造のサイトを簡単に作れるという意味では一理あるかも?
私がオススメしてるSWELLの公式サイトはこちらなので見てみてください。
- 再審査は時間を空けてから申請する
-
それが理由で不合格になるってわけではないけど、別の理由であながち間違いとは言えない。
詳しくは次に説明します。
すでにゴリゴリサイト運営してる!っていう方向けの攻略法
ここまで紹介した方法は、サイト立ち上げて間もない方が出来ることだったんですが、もうめっちゃ記事書いてるしカスタマイズもしちゃった…。
この攻略法使えないぞ!
と思っている方向けの攻略法も書きます。
①しばらく時間をおいてから申請してみる
これは技術ブログでの合格体験からの仮説。
技術ブログでは6回目の不合格の後、約半年ブログを放置し一切ブログをいじらずに再申請したところ何故か合格することができました。
その時色々調べてわかったのは、放置している間に1つの記事が謎に検索で1位を取ったりして、なんにもしてないのにPVが増えてたりしたということ。
つまりSEO的にもサイトが認められたということで、これが決め手になりアドセンスにも合格できたのではないかと思いました。
Googleクローラーによるインデックス登録には時間がかかることもあるので、有用性のある記事を書いたとしてもすぐにGoogle先生に認識してもらえない場合もあります。
そういったタイムラグの関係から、時間をおいて申請してみたら案外合格できるという可能性もあるのではないでしょうか。
審査合格に必須ではないもののドメインパワーとかPVとか、この辺が強化されることでも合格できる可能性は上がるかもしれません。
似たような体験談を書かれている記事を見つけました!
②記事を減らす&デザインを初期化
①からもわかるように、ある程度のサイト運営実績があればアドセンスには合格しやすくなる傾向にあると思います。
SNSで何年間もアドセンスに落ち続けてる人、見たことないっていうのもありますし。
恐らくアドセンスに落ちてしまうのは記事数が多くなく、開設からそれほど時間の経っていないサイトがほとんどではないでしょうか。
であればPVもそんなに多くないと思うので(失礼)
思い切って
- 渾身の出来の記事を残して全て下書きに戻す
- サイトデザインを初期化
これをやっちゃいましょう。
デザインの初期化はバックアップを取っておいて、アドセンスに合格したらすぐに戻せるように。
合格さえしてしまえばよっぽどのこと(ポリシー違反)をしない限り、広告停止にはならないので記事とデザインを戻しても大丈夫です。
せっかく書いた記事を下書きに戻したくない気持ちはわかりますが、ずっとアドセンスに合格しないでモヤったりブログを辞めてしまうよりはマシだと思うので、最終手段としてやってみてください。
まとめ
予想外に長くなってしまったのですが、アドセンス難民に届いて少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
アドセンスに合格して終わり!じゃなく、むしろそこからが本番なので一緒にお勉強頑張りましょう。
おわり!