予定していたかもしゅうを全て受け終わった人です。こんにちは。
今回は日大通信かもしゅうの攻略法編です!
私は今までにかもしゅうを26回受験しており、他に受験歴を載せているブロガーさんの中で最多だと勝手に思っています。
この記事ではそんな中で確立した対策方法をつらつらと綴っていきます。
- かもしゅうを受けたことがない方
- 対策方法がわからない方
- 試験に合格できない方
かもしゅう戦績
まず私のかもしゅう戦績が分からないことにはこの記事の信ぴょう性に欠けると思いますので、全受験歴を晒したいと思います。
合格:22/26 合格率:84%
結果としていいのかどうかはあまりわかりませんが、悪くはないんじゃないかなとは思います。
これから説明する方法で準備すればこのくらいの合格率にはなるんじゃないでしょうか。
この一覧にはノー勉不合格という最低なものも含まれるので、ちゃんと準備すればもう少し結果はよくなるはずです…。
結局かもしゅうは難しい?
難しいか難しくないかで言えば普通に難しいです。
ここに適当な科目の過去問を載せますが、こんな感じで出題されることが多いんですよね。
初めてかもしゅうを受けようと思った時にびっくりしたのですが、ほとんどが自由記述式でかっこ内を埋めるとか語群から選ぶとかじゃない!
これなんて無理ゲー?とも思いましたが、受験する科目選びや出題傾向による対策をしっかりすればきちんと合格して単位を獲得できるものではあります。
かもしゅう攻略事前準備
かもしゅうは過去の出題傾向から対策をしていくのが基本なので、まずはなんといっても過去問が必要!
「教材の内容全網羅するから必要ないぜ。」という猛者以外は必ず準備しましょう。
過去は3年間分あると安心できます
ちなみに過去問には解答例は載ってません。ただ問題が羅列されてるだけです。
過去問を手に入れる手段
①丸沼書店で購入する
過去問は日大通信と提携している丸沼書店で購入できます。
この過去問が無駄にでかくて重くて邪魔なので電子化することをおすすめします。
注意点として、第2回目以降の試験を受験する場合はこの過去問集を用意するだけでは不十分ということを挙げておきます。
例えば4つの問題が年内に順不同で出題される出題方法に規則性のある科目の場合、年内で既に出題された問題が分からないと消去法が使えないからですね。
過去問集は前年度の問題が載っているだけなので、その年の1~3回目分の問題が欲しい場合は次に紹介する②~④の方法を駆使して問題を集めましょう!
②学習センターを利用する
学習センターで過去問を閲覧することができます。(市ヶ谷の校舎であれば1階に学習センターがあります)
1度だけ利用しましたが、本番で配られる問題用紙がそのままファイリングされていました。
写メったりコピーしてOKです。
③メルカリで入手する
過去問集や問題用紙がまれに出品されていることがあります。
データ販売されているのも見かけました。
④SNSで募集する
ハッシュタグ「#日大通信」を付けて、〇〇年の〇〇(科目)の過去問お持ちの方いませんか?とツイートすると、優しい方がリプやDMで問題を共有してくれることがあります。
もちろんもらうだけではなく自分も共有できるものがあれば提示しておけば、返事をもらえる確立が上がります!
オフレコ的な小技
例えば1回目のかもしゅうでフル受験ではなく、4限だけ受けるとかそういう場合がありますよね。
後のかもしゅう対策で使える問題用紙は4限分のみです。
SNSで募集するのめんどくさいなあ
問題用紙もらうためだけにエア受験してもいいんですがまあアホくさいので、試験監督の先生に「1~3限の問題用紙もらえますか?」とこそっと聞くともらえる場合があります。
※本当は配布はしない方針らしいので、こそっと聞いてください。そしてもらえるかはあくまで運
出題傾向と攻略方法
かもしゅうの出題パターンは大きく分けて2つ。
- 出題の規則性がはっきりしているor固定
- 出題に規則性がない
かもしゅうには基本教材などの持ち込みはできませんが一部持ち込みの認められている科目があります。
この出題パターン×持ち込み可否の組み合わせにより、それぞれ対策方法は異なります。
まずは受験する科目の出題パターンを知るために、過去問の問題を全てエクセルかなんかにまとめてみましょう。
すると上で挙げたどちらのパターンに当てはまるのかわかると思います。
①「出題の規則性がはっきりしているor固定」の対策
かもしゅうでは「~について説明しなさい、論じなさい」というような問題が大体1~3問くらい出題される場合が多いのですが、これがまるまるセットで繰り返し出題されている場合は最高です。
出題される順番まで毎年同じものもあったりします。これが最も合格が楽。ラッキー★
あとは同じ問題ではあるけど、いくつかの問題の中からランダムで数問出題されるパターンもあります。
このパターンの対策は至ってシンプルで、出題されうる問題に対して解答を作り暗記します。
解答の作り方はリポートの書き方とほぼ同じでいいですが、ちょっとしたコツがあります。
ここで作った文章をそのまま試験で書くことになるので、まず難しい漢字を避けます。(日本語弱者的コツ)
次に一文が長くなりすぎないよう簡潔な説明文を繋げていく感じで文章を作ります。
こうすることで、本番で途中の文章が脳みそから飛んで行っても、最悪その部分を飛ばすなどリカバリーが簡単になります。
最後に固有名詞を意識して入れることです。
あくまで試験なので、固有名詞が入っている方がなんとなく評価が高い気がします。
(特に試験の内容がフィードバックされることはないので体感だけの話ですが)
例えば冒頭で挙げたイギリス文学史のこの問題について、こんな時は作品名が指定されている設問以外にも、作品名をしっかり入れるようにします。もちろん英表記で書けるように練習しましょう。
このコツを意識して解答例を作成し、本番で9割くらい再現できれば評価Sゲットです。
実際に作成した解答例。(参考にしても大丈夫ですが合格保証はしません)
たまーに自由記述ではない科目もあるのですが、その場合も過去問丸暗記です。
生物学の例
私はiPadのノートアプリを駆使して問題をスクショ、その下に解答を書いて覚えてました。
解答が作れたらひたすら書きまくります。
やっぱり人間覚えるには書くのが一番
この時点から教材や参考文献を開くことはありません!試験当日も持っていきません。
あっちこっち見てるとガサガサやってる時間が無駄だし、余計な情報が入ると暗記した解答が飛んでいくので、自分の作った解答で合格できると信じてひたすら書きます。
書きまくるときも紙がもったいないので基本iPadで。
数をこなすことが大事なので字は死ぬほど汚い。
持ち込み可の場合
どこまで持ち込めるかにもよりますが、私がやっていたのは教材の出題される部分に付箋を貼って試験当日にすぐ開けるようにし、あとは隙間時間で眺めておくだけでした。
試験時間内にまとめるのが無理そうor苦手な場合は、持ち込み不可の場合と同じように解答を作ってそれを書くなり印刷するなりして持ち込みましょう。
時間いっぱい写生するだけで良くなります。
②出題に規則性がない
正直絶望です。私なら受験を避けるのですが、一応対策方法を書きます。
私が受験した中では情報概論がこれに当てはまるのですが、過去問を見てもほぼ同じ問題が出題されていませんでした。
ただ年度内で教材の同じ章から問題が出まくるといったことは無さそうだったので、すでに出題があった章を除外&すでに年度内で出題された問題を除外して、過去に出題された問題を中心になんとなくアタリを付けて教材を流し読み⇒軽くまとめをしました。
ポイントははっきりとした規則性はなくてもなんとなくのアタリを付けること、①の時のようにガチガチな解答例を作るのではなく箇条書き程度にまとめたものをざっくり覚えることです。
あんまりしっかり解答例を作っても無駄になる可能性&脳みその容量圧迫になるので、他の科目へも悪影響を与える可能性があります。
出題に規則性がない科目については、基本はかもしゅうを諦めてスクーリングにしましょう。
ヤマを外して1時間天を仰ぐ羽目になりやすいです。
じゃあなんで情報概論受けたんだ!というと本業のプライドというか、別に大して勉強しなくても受かるだろとなめてたからです。(無事不合格でした~)
規則性なしでも持ち込み可なら
持ち込み可の場合は話は別で、スクーリングにせずかもしゅう推奨です。
私はほぼ全てノー勉で受けてました。
これはノー勉推奨だとか自慢でもなくて、単純にやれることが少ないからです。
もちろん余裕があれば教材を一通り読んでおいた方がいいですが、そうする時間があるなら持ち込み不可科目に時間を割いた方がいいとも思います。
かもしゅう受験している時点でリポートを書いているはずなので、それが予習と思えば特に後ろめたさもありません。
リポでやったところなら小躍り、そうでなくても落ち着いて書いていけば十分間に合います。
一応初見の内容だった時の私なりの解答方法を書いておきます。
問題の答えになりそうなものを目次から探す
該当部分を読みながら問題用紙の端っこに重要な単語、見出しなどを挙げる。
②で挙げたものをどういう順番で書いていくか〇〇→〇〇→〇〇というように仮組する。
解答をひたすら書きまくる。
Wordみたいに途中の文章を消すとか挿入ができないので、最初に仮組をしてから書き始めてました。
攻略という観点で言うなら
上で解説したことは「試験の対策法」であり、私の思う「攻略」とはちょっと違います。
攻略ということで言えば、そもそもかもしゅうで単位を取るべきなのか、もっと言えば履修の段階から戦いは始まっています。
かもしゅうメインで単位を取る場合、まず持ち込み可の科目を最優先で履修し、かもしゅうを受けます。
次に必修科目などで①のパターンの科目も、かもしゅうを受験します。
パターン①の場合は作った解答を丸暗記するわけですが、その量が少ないほうが合格できる可能性は高くなりますよね。
よってランダム出題パターンの場合はできるだけ4回目で受験するようにし、出題順固定のものや持ち込み可の科目を1~3回目に受験しましょう。
かもしゅうはMAX4科目受験可能ですが、そのうち持ち込み不可科目は2科目までにするのがおすすめです。(脳みその容量の問題で)
こんな感じで履修パズルだけでなく、かもしゅうパズルもすることで合格率を上げることができます。
科目によって何限かが決まっていることもありカブリリなくいい感じに受験していくためには結構なリサーチが必要にはなりますが、実際に受験対策をするときに楽ができます。
まとめ
- 説明しなさい、論じなさいという
雑な出題方法 - 文章量は多いほうが合格しやすい
- 年度内で同じ問題が出題されることはほぼない
- 持ち込み可の科目を受験する
- 規則性あり、ランダム出題の科目は4回目で受験する
- 持ち込み不可科目は2科目までにする
ここまで書いておいてなんですが、そもそも学校の想定としては教材の内容を全て学習してからかもしゅうなりスクーリングを受け、単位を修得するこということになっています。
なのであまり褒められたことを書いていないというのは重々承知なのですが、単位を取るということだけを考えた場合の最適解であるとも思っています。
おまけ
かもしゅうは丸付けされた答案が返ってくるわけでもなく具体的な点数もわからないので、不合格になった際どこがどうダメだったのか、先生の期待する答えがなんだったのかがわかりません。
私はある科目でSを確信していたのに不合格だったので、納得いかず質問票を送ってみたことがあります。
回答内容には未だに納得してませんが、先生なりのこだわりがあるんでしょうね。次の試験でその方の趣味嗜好に寄せた解答をすることで無事合格できました。
そんな感じで、評価に納得いかない場合や不合格の理由が不明な場合質問票を出すことで、一応のフィードバックはもらえるようです。