動画配信サービスに登録したなら、そのサービスだけでしか見れない面白い作品を見たいな~と思うことは少なくないはず。
そこで普段メインにDMMプレミアムを使っている私が、数ヵ月ディズニープラスに登録し独占配信作品を中心に視聴してみて、面白い!イチオシ!と思った3作品をご紹介したいと思います。
個人的「とりあえず見とけ」級の作品だけに絞りましたので、この3作品だけのためにディズニープラスに登録しても損はないと思います!
ちなみに思いっきりディズニー感のある作品は除外していますので、トイストーリーとかそういうのは出てきません。
全部漫画が原作の作品ですよ~
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ガンニバル
サイコスリラーの大傑作とも言われている『ガンニバル』
警察官の阿川大悟が、家族と共に山奥の限界集落である供花村(くげむら)に駐在として赴任してきたところから物語が始まります。
のどかな場所で村人達も人当たりがよく、しばらくは田舎生活をエンジョイしてたのですが、どうやらこの村では「人が喰われているらしい」という噂を耳にします。
さらに供花村では後藤家という家が絶大な権力を握っていて、住民は誰もこの後藤家の人間に逆らえない。
後藤家の人間は暴力は当たり前、銃も躊躇なく撃ってくるし、身内を食い殺した動物の死体を生で食う、葬式にも遺体はないし(食われた?)デカい怪物みたいな男もいる。
そんな超不気味な家と関わるうちに、大悟はこの後藤家が食人をやっているのでは?と思い、独自に調査することにします。
後藤家の事を探る一方で、村の人々もかなり閉鎖的かつ偏った思考に支配されているということも実感していく大悟。
例えば村長に言った一言のせいで急に村人全員から無視されるとか。行動を逐一監視されるとか。
そもそも前任の駐在も謎の失踪を遂げていて、それもかなり不自然ですからね。村人も関わってるんじゃないか?って疑ってみたり。
結局食人は行われているのか、黒幕は誰なのか?そんなことを究明していくストーリーです。
見どころ:限界集落の不気味さにハマる
ここ最近限界集落が舞台のちょっと不気味な作品、まさにガンニバルみたいなやつを偶然にもいくつか読んだり見たりしましたが、今でもリアルにこういうヤバい風習のある村ってあったりするんですかね?
結構偏見が入ってるような気もしますが、こういう小さい村に住んでいる人に怒られたりしないのかな。
…話がそれましたが、この作品はサイコスリラーとかホラーに分類されているものの、どちらかというと事件や村の謎を調査するサスペンス的な要素が中心でグロやホラーは控えめなので、そういうのが苦手な方でも見れると思います。
R15作品なので死体とかは出てきますが、個人的に一番ビビったのは1話の冒頭で前任の駐在さんが狂いまくりながら叫んでいるところで、これ以上におっかないシーンはなかったのでご安心を。
主人公も若干ヤバい警察官なので、危険をかえりみず突っ走ったり、警官という立場を良い事に殴る蹴るが凄まじいので、一瞬どっちが悪者なのか分からなくなったりもする、そんな内容でしたw
というか登場人物が大体イカれてる
『ガンニバル』は全7話で、終わり方だけは賛否両論ありそうな、続編ありきって感じではあります。
ただ調べたところ2023年9月の時点で既に続編の制作が発表されていたので、近いうちに続編の配信が開始されるんじゃないかと期待しています!
ちなみに原作は完結してます
天国大魔境
大災害によって滅んだ日本を生きる少年少女達を描いたSFアニメ。
この作品は、天国編と魔境編という異なる環境にいる子供たちのお話が同時進行で語られているというのが面白いポイントで、そのうち両方の話が交わるんだろうな~という神の視点で物語を楽しめます。
『天国大魔境』は別の配信サービスでも配信はされているのですが、別途料金のかかる有料作品となっていて、見放題としてはディズニープラスの独占配信となっています。
魔境編
キリコという少女(?)と、マルという少年による旅編。
完全に文明が崩壊してしまった世界では、ヒルコという人を食う怪物までその辺をうろつくようになってしまっていて超危険。
しかもこのヒルコは基本不死身なので人々はどうすることもできず、自給自足をしたり小さな街を作ったりして細々と生きています。
そんな世界で何でも屋をやっていたキリコは、ある日マルという少年の護衛を女性から依頼されます。
肝心の目的地ですが、女性は「天国でマルと同じ顔をした人物を探し、この薬を打て」とだけ言って死んでしまうんですよね。
天国がなんなのか、どこなのか、全く検討もつかないので2人で旅をしながら天国探しをしているというわけです。
マルにはヒルコを完全に殺せる特殊な力があるよ
天国編
一方の天国編では、壁に囲まれた近未来的な施設で、外界と一切を遮断されて生活する子供達の様子が描かれています。
で、ここにマルとおんなじ顔のトキオという人物がいるので、魔境編の2人の目的地がここなんだろうなーというのが分かります。
この施設の子供達は学校で学んだり、食事に困ることもなく伸び伸びと生活しているんですよね。
でもそこにいる大人たちの会話から、子供達が何かの目的のために育てられている?らしきことやら、性別という概念、恋愛感情や性的な知識を一切与えずにいるという事、監視カメラでの監視などなど、不気味な要素が盛りだくさんなんですよ。
女の子っぽい子も一人称が全員「僕」だし
とにかく天国と呼ばれている割に人間らしい教育もなく、本当に天国なのか?という謎が残ります。
見どころ:テンポのいいストーリー進行の中の胸糞要素
アニメは全13話で、かなりテンポのいい感じでストーリーが進んでいきます。
魔境編ではキリコ&マルのコント的なやり取りと、ヒルコや悪い大人とのバトルがあったりして基本は楽しい冒険って感じの雰囲気。
なので普通の冒険アニメなのかな?と最初の方は思ってたんですが、このアニメちょいちょい胸糞要素やらやりきれない展開をぶち込んでくるんですよ。
最近は王道ファンタジーよりもダーク要素があるアニメが結構人気なのもありますからね~。
しかしこのアニメ、シーズン1の最後まで見ても色んな謎や伏線はほぼ回収されず終わります。
ただそのせいでつまらないということはなく、それはなぜなんだい?と言われれば説明は難しいんだけれども…。
伏線の回収もはっきり名言されている訳じゃなく、さらっと匂わせる感じで描かれているのもまたいいんですよね。
「え?それってつまりそういうこと?うわぁぁぁぁぁ」という感じで知りたくないことに気付いてしまう感じ。
この作品を見て多くの人こう↑なるのが恐らく最終話の13話だと思いますが、13話を見てあの回に戻った人は多いと思う。
このアニメは所謂「記憶を消してもう一度見たいアニメ」的な作品なので、絶対にSNSで検索しないように。
特にYouTube!
サムネだけでネタバレ食らって面白さが9割減しちゃうよ!
- これは伏線なんじゃないか?
- これミスリードだよな?
- こいつは実は天国編のこの子なんじゃ?
と思う要素が多々あって、今後これらが回収されていくと思うとかなり楽しみではあるし、なんとなくの想像がつくことがもし本当だとすれば、すでに見た胸糞要素がまた時間差胸糞になりそうな気がしていて先が超気になるアニメですね。
今のところ続編の発表はないみたいですが、シーズン1で漫画の6巻までの内容を消化しているので、単純にストック不足なんじゃないかと思われます。(2024/11現在 11巻まで出版されてます)
少なくとも数年は続編が出ないのが確定しているので、それを知ったら取る行動はただ一つ。
そう、漫画の大人買いです。
読み進めてて思ったのは、漫画のアニメ化ってやっぱり原作の方がいい!ってなることが大半だと思いますが、この作品に関してはアニメの方がおすすめかもしれないということ。
声質や話し方のニュアンスで登場人物に対するイメージって結構変わってくるし、キルコとマルのゆるい感じも映像付きの方がよりゆるくていい。(語彙力)
マルの「おねえちゃ~ん」の言い方が好き
なぜ文明が崩壊してしまったのか、なぜ天国編の子供達は隔離されているのか、マルとトキオの関係って?
この辺が現時点の最新刊までで判明するかは不明ですが、最新刊まで読み切ったら漫画のレビュー記事も書きたいと思ってます!
マイホームヒーロー(実写)
親子3人で幸せに暮らしていた一般家庭の家族、鳥栖(とす)家。
そんな鳥栖家の夫である哲雄はただの平凡中年サラリーマンなんですが、ある日娘零花の彼氏をぶち殺してしまうんですよ。
これは哲雄が狂気的人物だったからというわけではなく、娘の彼氏というのが半グレ組織の一員で、妻の実家の財産を狙う為に娘に近づいたこと、そして娘のことを疎ましくも思っていて、「早く殺ッちまいましょうよ~。」とか言っているのを聞いてしまったからなんですね。
しかもこの彼氏は過去に2人同じように女性を殺していることもわかり、哲雄の殺人は娘を守りたいがために衝動的にやってしまったこと。
ただ殺人は殺人だし、ヤバい組織の人間を殺してしまったことでその組織からも狙われることになってしまい、半グレ組織、警察、娘に殺人を隠すために奔走する…!
というお話です。
タイトル的にホームアローンみたいなコメディ系かと思ったら全然違いましたw
哲雄はミステリー小説オタクなので、殺人トリックや殺害方法の知識が豊富。しかも頭もキレるということもあって、遺体の処理から組織の人間の欺き方が超うまいんですよね。
見どころ:配役が神過ぎる実写化
この作品はアニメ、ドラマ、映画(実写)があって、アニメの方は色んな配信サービスで見放題で視聴できます。
アニメ、ドラマどちらも内容はほぼ同じで、ストーリー的にも一旦事件がひと段落するところまでは見れます。
そして映画ですが、これはアニメ、ドラマの話から7年後のお話となってまして、殺人の証拠が出てきちゃったことにより哲雄がまた組織と警察に疑われることに!
しかも当時大学生だった娘が刑事になってるんですよねw
よりによって最悪な就職先!!
この映画が見たすぎて探したところ、現在配信されているのがディズニープラスのみだったので、これを見る為に私はディズニープラスに加入しました。
アニメ版はすでに別の配信サービスで視聴済みだったんですが、映画はドラマのキャストがそのまま出演しているということもあって、映画を見る前にドラマ版もおさらいとして見ました。
実写版は配役が全部イメージ通りで、特に鳥栖歌仙(かせん・妻)の配役がかなりピッタリでテンション上がりましたね~。
あとは原作でも人気キャラの間島恭一という半グレ組織の中で頭がキレるイケメンがいるんですが、俳優さん誰なんだろう?と調べてみたら、なにわ男子の高橋恭平さんという方なんですね。
なにわ男子には全然詳しくないんですが、この方もハマり役だと思いました!
さいごに
ディズニープラスで特におすすめな作品3つを紹介しました。
ディズニープラスではおすすめ・有名作として『SHOGUN 将軍』というオリジナル作品の名前がよく挙がってますが、これも悪いって訳ではないけど、歴史モノなので人を選ぶと思うんですよね。
今回紹介した3作品はどの作品も、割とどんな方でも楽しめるようなものなんじゃないかと思います。
前2作品は続編待ちですが、マイホームヒーローだけは原作の最後まで全部映像化されているので、サクっと完結までを追いたい方はとりあえずこちらをどうぞ。
ディズニープラスに入っている方は今すぐに、そうでない方はぜひ登録して見てみてください!
おわり!
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